メーカーと販売会社。

今は販売が強い時代だと言われます。
時代がそうなったといってしまえば曖昧です。
理由をちゃんと理解しておく必要があります。

大ざっぱに言えば、モノが行き渡った現在では、供給が需要を上回り、
「造る」という必要性が低くなったからです。
今では、もう何もいらないといっている需要家(消費者)に
ムリヤリでも「売る」ということに需要があります。

つまりお客を持っている販売店が一番強いのです。

しかし、これはそのモノがどうでもよいものだからで、
お客が欲しいモノをつくっていれば話は違います。

最近では、アップルが良い例です。
メーカーですが、みんなが欲しがるものを造っているから
めちゃめちゃ立場が強いです。
しかし、アップルも売れる商品がみんなに行き渡って
頭打ちになると(最近その傾向があるようですが)立場は弱くなります。

ただ、アップルは自分で売ってもいます。
販売店に卸す商品も基本的に値引き販売を認めないので
販売店は、売らせてもらっている状態です。
それでもアップル製品は売れるのです。
それだけ強烈な魅力を放っているということですね。

iPhoneなどは、仕方なくアップル製品を買っている人は、
極めて少ないのではないでしょうか。

囲い込みやポイントなどの販促のシステム的な縛りをしなくても
アップル製品を買います。

いつの時代も「売れる」力を持つところが強い立場になるのが商売の法則です。
当たり前のことです。
何事でもそうですが、主導権を握ることができるのはとても重要ですね。

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