人は、うれしいこと、楽しいこと、
ましてや感動したことなどは、人と分かち合いたい
という衝動が起こる生き物です。
口コミで広がる人気店のうわさは、まさにそれです。
今ならフェイスブックで拡散です。
だから、お客さんを喜ばせるというのは、
単に顧客満足だけでなく、宣伝効果も伴うということを
考慮すべきです。
さらに、満足してもらう程度ではなく、
感動してもらおうというくらいの意気込みで取り組む方が
効果的というか合理的でもあります。
普通に満足した程度では、人に言いたくなりません。
言いたくなるのは、心が動いたときです。
一方、悪い話も広がります。
悪い話は、もしその人がとても気分の悪い思いをして
怒りが伴った場合は、怒りが話を膨らまします。
つまり、現実よりひどい話になって広がる傾向が強いと思われます。
また、一度生まれた悪い印象はなかなか消えません。
良い印象は、ただひとつの悪い話で塗り替えられますが、
悪い印象を良い話で塗り替えるのは大変労力が必要です。
だから、良い話を広げるよりも、
まず、悪い話を生まないようにすることが重要です。