民間人初の宇宙ステーション滞在を実現した元ZOZOの前澤さんの宇宙旅行について、金持ちの道楽だという声があるそうです。ごく一部の人なのだと思いますし、どんなことでも批判というのはでるものですが、批判する人は前澤さんの宇宙からのYouTubeをご覧になったのでしょうか。
前澤さんが宇宙から伝える様子は、これまでにはなかったとてもリアルなものです。宇宙飛行士が伝えるレポートは、どこか宇宙飛行士という特別の人が話しているという感じで「向こうの人」的感覚でした。
しかし、前澤さんが伝える宇宙は、僕らの仲間のその辺の兄ちゃんが素朴に感動する宇宙です。
もちろん、前澤さんは一代であそこまでの企業を作り今回も100億円という費用を払えるという類い希なる人なので、決してその辺の人ではないのですが、YouTubeで見える前澤さんの話し方、話すことは、まさにその辺の兄ちゃん、先輩や友だちといった感じです。
こういう風に宇宙を伝えてくれる人は今までいませんでした。
JAXAの宇宙飛行士である山崎さんも「とても貴重なレポートだ」と話していました。
前澤さんは自費で言ったからこそ、そのように素朴に話せるのかも知れませんが、自分だけが楽しむのではなく、それを世間に伝えて共有する喜びにあふれています。「金持ちの道楽」というのは、金の力を誇示するような道楽だと思いますが、前澤さんのYoutubeからはそういう臭いはみじんもありません。実に楽しそうに子供のように無邪気にはしゃいでいます。
それに宇宙へ行くには、命の覚悟と長期にわたる訓練が必要です。
道楽ではできません。小さい頃からの夢を叶えたいという一心からなのではないでしょうか。自分のしたいことやこだわりにおいてはお金を惜しまないという感じなのだと思います。
彼が市民の代表として(しかも自費で)宇宙へ行って、みんなに「こんなんだったよ」と市民目線で伝えてくれている感じです。
そういう前澤さんの魅力が伝わってくるようなYoutubeです。
あの人柄やスタンスも、ZOZOを急成長させた要因のひとつなのでしょう。