ネット販促では、SEO重視傾向で検索結果の上位表示やアクセス数で評価しがちですが、それだけでは期待効果にはつながりません。アクセスがたくさんあることは大前提ですが、たくさん来られたお客さんが、求めていた情報と違っていたり、良く分からなかったり、期待外れだったりすると、成約や問合せにつながりません。
原因は4つ考えられます。1つ目はコンテンツのグレードが低いこと。2つ目は、コンテンツが合っていないこと。3つ目は、分かりにくくて情報を見つけられなかったこと。4つめは、(1つめと関連しますが)SEO対策で想定されているキーワードが適切でないことです。
1つ目は、来訪者にニーズは合ったのに期待していた情報が得られず、興味がわかなかったかも知れません。惜しいことです。
2つ目は、4と関連しますが、来訪者の多くが想定している人でないかもしれません。
3つ目は、構成やレイアウトが分かりにくくて情報を探せなかった(探す意欲をなくした)かも知れません。これも惜しい話です。
4つ目は、想定していたキイワードと実際が違っていることです。それは、お客さんがズレていることでもあるかもしれません。
1〜3までは、要するにホームページの構成の仕方の問題です。ですので、SEO対策は重要ですが、その前提としてホームページをどういう情報でどのように構成するかは同じように大事な問題です。極端に言えば、1000人のアクセスがあって10件の問合せしかないより、100人しかアクセスがないけど50件の問い合わせがある方が良いわけです。
4は、ストーリーを練り直して記事内容を修正しなければいけないかも知れません。
ホームページも一般マーケティングと同様で、ストーリーを描かなくてはいけないものです。どんな人がどんな言葉で検索して来て、何を見てどう思って問合せをするか。そういった流を想定して、SEOやコンテンツを考え、状況を見ながら修正していくようにしなければいけないものです。